20115月より、岩手県において最も被害が甚大であった陸前高田市において、被災住民自身が地域の再生、生活再建に向けてその課題を話し合い、主体的な取り組みを行うことを支援することを目的として今日まで活動を続けてきている。他大学の都市計画・建築等の領域の研究者や学生、実務家と協力して、2011年8月、20128月、20138月の3回にわたって継続し市・内外の52の仮設住宅団地の自治会長等へのインタビュー調査や防災集団移転事業協議会の組織化支援、広田地区の復興まちづくりプランのためのワークショップ等を行ってきている。

 2014年度も、これらの活動を継続するとともに、これまでの調査や活動で得た被災地における被災者の貴重な体験から学び継承するために大学生等の若者が、今後自然災害が発生した際に、「防災ユース・リーダー」として、その特性を活かした効果的な支援活動を展開できるために、具体的なフィールドを東京都中野区に設定して、学生が主体となってその役割を発揮するために必要な知識や訓練を明らかにするワークショップを開催し、その成果を全国の大学等に発信する。